中国人民大学の一同、全日空機の前で千手観音。
対外経済貿易大学の时嘉邑君は機体デザインについてこう分析した 「僕一番印象深かったのは全日空機の機体デザイン。任天堂のゲーム『ポケットモンスター』や、今回の『“FLY!パンダ”』などのデザインが採用されているけど、これは日本のイメージアップにつながる宣伝効果があると思います。日本国内で流行っているものを機体に描いておけば、その飛行機は世界中を飛び回るので各地の飛行場で現地の人たちの目に触れます。デザインはどれも親しみやすいし、友好的で善良な国民のイメージを世界に印象付けることができると思います」。 同じく対外経済貿易大学の赵家悦さんは、作業効率の良さについて感想を述べた。 「たった一晩のうちに飛行機全体の補修とメンテナンスをしてしまう、という技術者の方の説明が印象的でした。これは乗客の安全はもとより、会社に対しても責任ある行動だと思います」。 北京工業大学の欧陽麗婷さんは、今回の訪問で全日空に対するイメージが次のように変わったと話してくれた。 「全日空が可愛らしさとユーモアのある会社だということは、私にとってとても意外でした。飛行機は、小さな事の一つ一つが乗客全員の安全に繋がっています。だから、私たちが普段目にするフライトアテンダントのスマイルを除けば、航空会社に対しては非常に厳格なイメージを持っていました。でもアニメキャラクターをモチーフにした全日空のデザインを目にしてから、厳しさの中にもユーモアと可愛らしさを兼ね備えた、そんなとてもユニークな会社だということがわかりました」。