5月28日午前、中国の大学生“日本企業に触れ、日本を感じよう”訪日団はみずほコーポレート銀行本部に到着後、2グループに分かれて当銀行幹部の方の案内の下、“国際為替本部”と“市場管理部”の2つの取引現場を見学した。その後、みずほコーポレート銀行はさらに学生たちのために“赤道原則”に関する環境投資講座を設けてくれた。講師の方に、2つの実例を結びつけながら、銀行が融資時に環境保護等の問題に対していかに判断、評価および管理監督を行うかの全過程を詳しく解説してもらった。
北京対外経済貿易大学の張乾さんは金融を専攻しており、記者にみずほコーポレート銀行を見学した感想を語った。
“みずほコーポレート銀行の先進的技術や彼らの金融概念全体についての理解、そしてこの方面の情報に対する速やかなコントロールと経営的理念、クライアントへのサービス精神、全てが私に深い印象を与えました。私は彼らが05年と06年に打ち出した環境保護計画について本当に実行できるのかと質問をしましたが、彼らの回答は私をとても満足させるものでした。彼らがこの問題を解決する過程には、多くの新しい方法やパターンがあることが分かりました。私も彼らの方法は実行可能であり、環境保護に大きなプラスの役割があることは間違いないと思いました。”
中国人民大学の于淼さん:“私はみずほコーポレート銀行の取引室を見て、彼らの仕事は非常に忙しく、全てのテンポがとても速いと感じました。1人が5、6台とか7、8台ものパソコンに向かって同時にオファーを行い、さらにその部屋は全て密閉されており、一種機密的な雰囲気で満たされていました。いままで私は中国での銀行の最も一般的な個人向け業務しか見たことがなく、銀行取引室内の具体的な取引がどういったものかまったく知りませんでした。今回このような会社や企業に対し取引を行う作業現場、そして外国為替取引の売買を見て、大変素晴らしく感じました。”
北京工業大学の邱騰菲さんは彼女の専門の視点から少し懸念を示した。“私は建築設計を学んでいるのですが、彼らが室内を行き来する状況を見て、取引室が非常に狭いのが特に目立ちました。一旦事故が起こったら、逃げ出すのが難しいでしょう。私は彼らの出入り口も観察しましたが、中国のものよりも小さく、狭く設計されているようでした。私たちがここ数日常に見かけたように、日本人は道路を渡るにしろ、ものを買うにしろ、非常にルールを重んじ自発的に列に並びます。私たち中国人が動けばすぐに混乱が起きるのとは違います。こういった面を考慮して私たち中国の部屋のドアと通路はかなり広めに設計されていますが、日本のものは小さく狭いのでしょう。
”
これもまた中国人大学生による細やかで面白い観察と対比である。 |