中国高等教育学生信息网 (学信网) 日本频道

　大学生たちを乗せたバスが港区元麻布にある中国大使館の庭に入った時、車内に突然拍手が響いた。なんと学生たちは前方に高々と揺れる五星紅旗を見て、興奮する気持ちを抑えきれずに、期せずして自然発生的に拍手が起こったのだった。

　訪日団メンバーの一人である北京第二外国語学院モンゴル族の大学生・保羅君は報告の際に、みんなのあの一瞬の気持ちについて、｢私たちが大使館に入ったあの瞬間、祖国の国旗を見て非常に興奮し、嬉しく、家に帰ってきたような感じがして、とても素晴らしかった！｣と語っている。

　現在56歳の程大使はかつての中国日本派遣留学生第一陣の公費留学生で、卒業後は一貫して外交に携わっており、駐日大使館で22年勤め、職員から公使となった。その後、外務省アジア局の副局長、駐マレーシア、韓国大使を歴任した。
　程永華大使は今年2月の就任以来、初めて大使の身分として祖国から来た大学生訪日団を迎えた。程大使が学生たちに与えた第一印象は、｢優しくて穏やか｣だった。

中国人民大学・趙俊娜さんの自由発言。

　　大使が席に着くと、各校の学生代表が次々と発言した。学生たちはこの数日幾つかの日本企業を訪問した経験から、日本国民と中国人民の友情、および日本企業には中国が見習うべき部分がたくさんあるということなどについて語った。
　数名の学生代表は口を揃えて、今回の日本企業訪問を通じ、中国と日本にはまだ大きな格差があることを身にしみて感じ、日本の良いものを見れば見るほど、自分たちが重責を担っていることを再認識したと語った。
　大学生たちは、祖国の自分たちへの期待を決して裏切らず、より強い祖国を建設するため、日中両国民の友好のために自身の最大の貢献をすることを約束した。

　　程大使は学生たちに対し、こう語った。
｢あなた方は正確に日本企業を見ており、話題も大変素晴らしい。日本に来たことのある人の中には日本の高層ビルを見て、日本も別にたいしたことはない、我々上海の高層ビルの多さには及ばない、という人もいます。
　私は、高層ビルの中身を見てから言えと言いたい。我々の頭は冷静に、謙虚に、慎重にならなければなりません。他人が我々よりどんな良いものを持っているか、自分はどの部分を改善しなければならないか。中国と日本の間にはお互いに協力し交流している部分がたくさんあります。
　私は今日あなた方の発言を聞いて、大変嬉しく感心し、中国の近代化の実現に向け自信でいっぱいになりました｣。

親しく語り合う程大使と学生たち。　

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