| 日本の大学・大学院に進む一番確実な道 |
留学生別科のある大学 |
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良好な学習環境、日本語のみならず日本文化そのものに関しても用意された豊富なカリキュラム、学部・大学院への推薦制度…。こうしたものがしっかり揃っているのが、一部大学に設置されている｢留学生別科(日本語別科)｣だ。ここでは、そうしたメリットのほか、別科への入学から大学進学までの道筋、手続きについて解説、さらに主な大学の留学生別科を紹介しよう。
（取材・翻訳：メリットファイブ） |
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| 別科のメリット
日本の大学・大学院に留学する「最も確実な道筋」
「留学生別科」で学び大学や大学院に進学しよう
「日本の大学に留学したい」「大学院に研究生や研究員として入学したい」と考えている学生にとって魅力ある選択肢が、日本の私立大学が設置している「留学生別科」への入学である。留学生別科とは、おもに日本の大学や大学院への留学を希望する学生に、日本語と日本文化を教育する機関である。修業年限は1年～2年間で、その間の在留資格は「留学」となる。
多くの留学生別科では、修業年限の間に、大学や大学院の授業が理解できるだけの日本語能力を身に付けさせ、同時に日本の歴史・地理・文化・風俗習慣といった日本事情や日本文化、さらには大学や大学院への入学に必要な英語、理科や数学などの基礎科目も教育する。日本の多くの大学が外国人留学生の入学に際し義務付けている「日本留学試験」への対策もしてくれる。つまり日本語と日本文化を学びながら、さらには大学・大学院への進学のための準備教育までを受けられる教育機関、それが留学生別科である。 |
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大学に併設されているので
大学や大学院進学に必要な情報も得られる
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留学生別科と同じように日本語教育を行う機関としては日本語学校があるが、留学生別科が日本語学校と異なるところはどこなのだろうか。留学生別科を設置している日本の大学約60校が加盟する日本語教育連絡協議会によると「留学生別科は日本語学校と異なり、大学によって設置され『大学に併設されている』ことが大きな特色です」という。
それでは大学に併設されていることのメリットとは何だろうか。まずは、講義にあたるのが大学で教鞭をとる日本語教育のプロフェッショナルであることがあげられる。授業時間も午前中から夕方までと長い。優秀な教授陣と長く密度の濃い授業により、より高い日本語能力を身に付けることができるようになっている。日本語教育の水準の高さが留学生別科の魅力の1つといえる。
大学の教授から直接に授業を受けることのメリットは他にもある。「留学生別科から設置大学の学部や大学院に進学したい学生なら、進学希望の大学の教授から学部や大学院、研究室の状況を聞かせてもらうことや、学びたい大学院、研究室の教授を紹介してもらうこともできます。大学や大学院への入学前に、教授から大学や大学院の様子を聞ける機会はそうあるものではありません。これは留学生別科ならではの魅力です」（日本語教育連絡協議会）という。留学生別科は、いわば、学部や大学院に正式に入学する前に学部や大学院を「模擬体験できる教育機関」ともいえる。 |
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