ポイントは大学や大学院への進学実績と学生のケア |
日本語学校はこうして選ぶ! |
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日本語学校は日本の大学や大学院への留学、あるいは日本での就職の入り口となる教育機関。留学や就職が成功するかどうかは、日本語学校選びにかかっているとも言える。ここでは良い日本語学校を選ぶための基礎知識をお伝えする。 |
( 取材・翻訳:株式会社メリットファイブ 写真提供:ISB) |
少人数制の和気藹々とした授業。日本語学校では単純に日本語を学ぶのではなく、コミュニケーション能力を身につけることが大事だ。 |
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日本語能力試験
日本語学校選びは 日本留学の第一ステップ
中国から日本の大学や大学院に留学する最も一般的なコースは、まず中国内で日本語を学び日本語能力試験の「N5」(旧・4級)と同等以上の日本語能力を身に付け、その後に日本の日本語学校に入学し、日本語を1~2年間学習した後に大学や大学院を受験するといったものだ。年間3万人とも4万人ともされる中国から日本への留学生のうち、じつに2万人以上が、最初に日本の日本語学校に留学し、その後に大学や大学院に進学、もしくは就職するというコースを選択している。
つまり、日本語学校は、日本の大学や大学院に留学するための「入口」であり、「良い日本語学校」を選ぶことこそが日本留学を成功させるための第一ステップなのである。 |
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日本頻道が中国の大学の日本語学部に在籍する学生を対象に実施したアンケートでも、約6割が日本語学校に行くと答えた。 |
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日本語学校での勉強と生活は 日本語と日本文化を学べる貴重な時間
大学や大学院への留学を目指しているのに、なぜ日本語学校に入学するのか?その理由の1つには、日本の大学や大学院に進学するのに日本語能力試験の「N1」や「N2」といった高いレベルの日本語能力が求められていることがある。もちろん中国内でも日本語能力試験を受験して「N1」や「N2」を取得することは可能だが、大学や大学院の授業を理解できるだけの日本語能力を身に付けるには、語彙や文法といった言語知識のみならず、「コミュニケーション能力」も求められる。そういった能力の習得には、やはり日本の日本語学校に入学し、日本で生活しながら日本語を学ぶことが近道だ。
一般的に、自分の国で勉強した場合、日本語能力試験の「N1」、「N2」のレベルにまで達するには3年以上はかかるとされている。日本で集中的に勉強しても1~2年間は勉強する必要がある。一日も早く日本の大学や大学院に進学したいという気持ちが強いだろうが、日本語学校での勉強と生活は、語学の習得と同時に生活習慣や日本文化を学ぶことができる貴重な時間でもある。「良い日本語学校」を選び、貴重な体験をし、そして、目指す大学や大学院への進学の道を切り開こう。 |
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