大卒後専門学校に再入学
大学卒業後に専門学校に留学して 自らの専門性をさらに高める
専門学校でプロとしての知識と技術を習得できることの意味合いは大きい。とくに「留学」という切り口で考えた場合にはなおさらだ。東専各協会の有我事務局長はこう語る。「留学した後には『就職』が待っています。日本に留学してくる学生の多くは日本で就職したいと考えています。それでは企業は日本に留学した学生のどこを評価して採用するのでしょうか・・・。まずは日本語能力です。そして次に日本でどのような『専門的知識と技術を習得したか』を評価するのです」。
専門的な知識と技術が評価される・・・。このことは何も留学生だけに限ったことではない。就職難で「大学を卒業しただけでは就職できない」ともいわれる今、日本でも大学卒業後に専門学校に入学しなおし専門知識と技術を習得しようという学生が年々増えているのだ。その人数は年間2万人以上にもなり、大学・短大卒業者の10%程度に達する。東専各協会の有我事務局長は、「留学生にもこの事実をしっかりと理解して欲しい」と語る。「たとえば中国で大学を卒業し、すでに学位を取得している学生なら、次にするべきことは『自分の専門性を高める』ことではないでしょうか。そのための留学先として日本の専門学校は魅力ある教育機関といえるのです」。日本留学で自らの専門性を高め、日本、中国だけでなく世界で活躍できる人材になる。「専門学校への留学」がそれを実現してくれるかもしれない。 |