株式会社リクルート(本社:東京都千代田区)傘下のじゃらんリサーチセンターが、2009年4月から2010年3月までの1年間に日本国内の宿泊旅行に行った約1万4,000人を対象に行った調査から、幾つか興味ある結果をお届けしよう。
当サイトのユーザーも日本留学の折には必ず何度かは旅行に行くはず。是非ともその際の参考に。それとも、留学先の大学を決める際の参考にする?
2010年度 テーマ別・都道府県別『旅行』魅力度ランキング
■地元ならではのおいしい食べ物が多かった
高知県の「カツオ」、香川県の「讃岐うどん」の圧倒的支持で四国勢が上位に。沖縄県は「沖縄そば」、「ゴーヤチャンプル」など豊富な郷土料理で第3位に。
全国的な傾向として、刺身・業界類一般・カニ・ウニ・エビなど地元でとれる新鮮な幸の海、ブランド牛肉が各地で挙げられていると言う。
高知県観光振興課
http://www.attaka.or.jp/foreign/ChineseSimplified/
活きのいいカツオをさっと炙り、たっぷりネギなどの薬味をかけてポン酢でいただく。これが高知名物「カツオのたたき」。
■魅力のある特産品やみやげ物が多かった
1位は黒糖や紅芋、雪塩などの独特の食材が多く、琉球ガラスなどの特産品もある沖縄県。漬物や抹茶、八ツ橋(和菓子)など定番製品が強い京都が続き、3位にはここでも海産物と柚子など柑橘類の加工品が強い高知が入っている。TVの連続ドラマ番組の主人公、高知出身の「坂本竜馬」関連のグッズも人気を押し上げているということのようだ。
沖縄観光情報WEBサイト 沖縄物語
http://www.visitokinawa.jp/cn/
沖縄特産の琉球ガラスのグラスに入っているのは、これも沖縄特産の酒「泡盛」。
■魅力的な宿泊施設が多かった
1位の沖縄は青い海が見えるリゾートホテルが人気。今回は大分、熊本が良質な温泉が支持され、前年度の調査では2位だった千葉を押さえてランクアップを果たした。
その他の上位にランクインしている都道府県は、宿泊施設自体の固有名詞よりエリア名や温泉地名が挙げられており、エリア全体のブランド力が強いことが伺えるという。
南国情緒たっぷり。夜の沖縄のリゾートホテル。
■地元の人のホスピタリティを感じた
旅先の地元の人が親切で温かかったかという、かなり気になる設問。1位になったのはまたもや沖縄で、2位以下を14ポイント以上引き離しての、なおかつ5年連続のトップ。そして2位もこれまた4年連続の鹿児島。3位の岩手は前年18位からの大幅ジャンプアップだ。
どのような点が評価の対象となったかというと、宿泊施設や交通機関、観光施設だけでなく、散策中に触れ合う飲食店やスーパー、ガソリンスタンド、一般人との交流も挙げられていたとのこと。
■若者が楽しめるスポットや施設が多かった
上位の顔ぶれは前年とほぼ変わらず。テーマパークとショッピングが強い都市部と、スポーツを売りにした旅行先が上位にランクインしている。千葉県の1位はやはりディズニーランド、ディズニーシーのおかげだろう。
これらTOP10にランクインした都道府県には、街歩き、ショッピングエリアやカラオケ・アミューズメント施設、テーマパーク、水族館・動物園、温泉、神社仏閣、野球場やスポーツ施設(ゴルフ、スキー、マリンスポーツなど)が多いということだろう。
千葉の観光まるごと紹介
http://www.chiba-tour.jp/kan/index.html
■大人が楽しめるスポットが多かった
真剣に日本文化に触れることを望んでいる中国人留学生の諸君には、若者が楽しめるスポットよりこちらの方がお薦めかもしれない。
京都は前年の3位からランクアップし、4年ぶりに1位を奪還。人気の理由はやはり寺院、神社仏閣、祇園だ。
全体的に「文化」を感じられる街歩きが人気だという。
京都観光Navi
http://kaiwai.city.kyoto.jp/raku/sight.html.zh |